通常は仕事を探す側が企業側が公開する求人募集内容をみて、自分が希望する職種や内容と合致するかどうかを判断して、応募するという形になります。企業側は基本は応募者が来るまでは待つ姿勢となります。一方スカウトサービスでは求職者側が自身の経歴やスキル、希望を匿名で公開し、それを企業側が見て希望に合う人材であれば、スカウトメールを送るという形になります。企業側は待ちではなく企業が求める人材に対して積極的に応募を呼びかけることが出来るわけです。
求職者側のメリットも多く、思いもよらない企業からのアプローチが受けられたり、企業が自身の能力やスキルをどのように評価していて、どのような業種や職種で自身が求められているのかを知るきっかけにもなります。
1.匿名で経歴・スキルなどを掲載した履歴書を公開。
2.企業からのアプローチを待つ。
3.企業からのスカウトメール到着。
4.応募申請
5.書類選考
6.面接
氏名や住所、電話番号やEメール、現在の勤務先など個人を特定する情報は公開されません。また現在勤めている会社に、自身の転職活動を知られたくない場合などには、
特定の企業への公開をストップすることもできるので、勤務先企業にしられる心配もありません。
自分で職種を選択するとなると、知らず知らずの内に業種が限定されてくるものです。スカウトサービスなら多種多様なジャンルの企業からのアプローチが期待出来ます。
またスカウトメールの内容からどのようなスキルや能力が企業に評価されているのか、どのような職種や業種であなたが求められているのかという客観的な市場評価を知ることが出来ます。
このほか仕事が忙しくて自分に合った仕事を探す時間がない場合でも、あなたのスキルやキャリアを必要とする企業側からアプローチをまつことができます。
あなたへのメッセージと求める職種情報、場合によってはアプローチした理由やあなたに対する評価などが掲載されたスカウトメールが届きます。
就職・転職サイトではサイト上で公開される「公開求人」のほか、キャリアコンサルタントを通してでしかえられない「非公開求人」を取り扱っているところが大半です。割合も非公開求人のほうが多く、サイト上で探せるのは全体の一部とです。スカウトサービスではこうした非公開で求人を求めている企業からのアプローチも受けることが出来ます。
スカウトメールとはあくまでも企業側が応募してもらいたい、面接をしてみたいという人向けに送るものなので、メールが届いたからといって即採用されるというものではありません。また書類選考を通過して必ず面接まで進むというものでもありません。企業があなたの経歴や能力、スキルを評価していることは間違いありませんが、実際に採用されるまでには詳細な書類選考や面接を通過する必要があります。
スカウトメールでは書類選考は省略し、すぐに面接から始まる「面接確約スカウト」が届く場合もあります。
届いたスカウトメールに対して辞退したい場合は特に連絡などは必要ありません。気に入ったスカウトメールが来た場合のみメール本文の応募フォームから応募すればいいでしょう。
大手就職・転職サイトのDODAでは2015年1月〜12月の集計で全体で1か月あたり約1770万通、一人あたりだと平均して50通のスカウトメールが届くそうです。月50通だと一日にして平均1、2通はスカウトメールが届く計算になります。
あなたが匿名で公開した経歴やスキルの検索は企業が直接行う場合と、人材紹介会社が代行して行う場合が有ります。代行では直接企業が匿名の履歴書を参照するわけではなく、企業の要望にあった条件の履歴内容を満たしている方を人材紹介会社が選別し、その方にご連絡をするというものです。以下にスカウトサービスを扱う就職・転職サイトと、その検索主体が企業であるか人材紹介会社であるかをまとめた表を掲載します。
この記事を書いた人
kain
お仕事広場の管理人のkainです。2003年より当サイトを運営。長い運営実績をもとに、就職転職サイト、派遣サイト、アルバイトサイトのおすすめや仕事に関する疑問、悩みについての記事を多数執筆。
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